片手間収支生活

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イラストの報酬が安すぎることについ

私は昔から絵心がありません。イラストが描ける人は尊敬します。

 

絵描きさんのこころを踏みにじる話を定期的に耳にする

 

ツイッターでイラストの原稿料は幾らが妥当なのかという議論が交わされていました。

 

イラスト一枚を無料(もしくはほぼ無料)でお願いしますとDMがきて唖然とした。みたいな話をよくききます。二ヶ月に一回ほどの頻度でそんなツイートが流れてきてるイメージがあります。

 

依頼する側からしたら、趣味の範囲で絵を描いてるのだから報酬を渡さなくてもいいよね?という感覚でしょうか。そればかりか、あなたの絵が世間の目にとまるチャンスを与えますよと上から物申してくる人すらいるかもしれません。

 

そう思うとスゴイ温度差ですね。

 

イラストの単価の指標がないからトラブルになる

 

ここまで温度差があるのは各々の認識がバラバラなことに原因があるようです。

 

イラストといえば街中でも見かけることのある似顔絵を描く人ですね。似顔絵の単価はだいたい五千円から一万五千円くらいだそうです。なので、少なくとも五千円以上の単価は発生して然るべきでしょう。

 

話題になったツイートでは作品を完成させるのに要した時間×千円がある程度のラインにして貰えればいいとありました。48時間を掛けたなら四万八千円となります。

 

ただ、報酬を時給にするのは良くないという意見もあります。まず、時間を証明することに手間がかかります。信頼関係がある間柄なら申告した時間をそのまま報酬にできますがそれはまれです。また、作画以外の時間を証明しにくいです。調べものをしたり、構図をイメージしたり、画材を用意したりと、どこまでが支払うべき時間なのかが不鮮明なのです。

 

作品に名札を付けることは出来ないのか

 

昔から売れない画家はいました。絵を描いても生活できないと筆を持つのをやめた人も大勢いることでしょう。しかし、才能を評価され、作品に価値が生まれると名画と称されてお金が得られます。

 

つまりは作品と作者の関係は断つことができません。それならば、作者が自分の絵に名札を付けるほかありません。イラストの依頼を受けてもこの金額ならお受けします。と先に条件を提示するのが最善の保険となります。「お気持ちだけでー」といえばその先はトラブルが待っているでしょう。

 

もし、技術が進歩してイラストのサイズ、色の種類、線の本数などの情報を数値化して妥当な金額を算出できるサービスが生まれたとしたら、絵描きさんにとってはトラブルのないやりとりが可能になるのかもしれません。

 

芸術の道は険しいですな。