片手間収支生活

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夏の怪談「歯医者」

今週のお題「ちょっとコワい話」

 

バイトを入れすぎて少し疲れ気味です。ですが稼がにゃならん。

 

今週のお題はちょっとコワい話。ちょっとのさじ加減が難しいですが、私が体験した怖い話をお話します。

 

本当にあったはなし

 

それはある夏の日の夕方でした。

 

私は猛烈な歯痛に苦しめられていました。

 

昼食を食べたあとぐらいでしょうか。歯が猛烈に痛みだしたんです。

 

ギリギリまで我慢をしましたが無理だと判断し、原チャリで近くの歯医者に向かいます。診察時間30分前でしたが、原チャリなら余裕で着くと思い家を出ました。

 

目指す歯医者は十字路の角にありました。

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図で書くとこんな感じです。

 

私は原チャリで十字路の角まで走り、そのまま病院の駐車場で止まりました。

 

そこへけたたましい不快な音が鳴り出しました。

 

ウーウーという人工的な音です。

 

私は駐車場に着いてふと後ろをみたんです。

 

そこには、、、白く、、、大きい、、、

 

バイクに乗った大男がいました。

 

そうです、白バイ警官でした。

 

彼はこう言います。

 

「あなた、今歩道を走りましたよね?」

 

私は言われて3秒ほど無言になってしまいました。

 

そして、あぁ病院の駐車場に入るときに歩道を横切ったなあと思い返しました。

 

「そうですね。病院に行きたかったので横切りました」と私は答えます。

 

白バイ警官は私の言葉を聞くと作業を淡々とこなしながら、説明していきます。

 

「え~知っていると思うけど、原動機付自転車で歩道を走るのは違反だから。今から違反の処理をしますからね」

 

私は気が動転しました。いやいやいや、そりゃ誰でも歩道は横切るでしょうよ。歩道を渡らないと行きたいところにだれも行けないやん。

 

無情な白バイ警官は立て続けにこう言います。

 

「原チャリはねー、歩道で一旦降りて押して入らないとダメなの。わかるよね」

 

そんなことしてる人いるのか!誰だって数メートルの歩道のために降りてわざわざ押していくわけないよ!と心の中で叫びました。

 

酷い目にあった。ただただ不運だった。そう自分を励まして処理を待ちました。違反金も取られました。白バイ警官は処理を済ませ走り去りました。お相手は仕事をしただけ。怒りはどこへ向かうのでしょう。

 

しょんぼりした気持ちで病院で治療をしてもらおうと入り口へ。

 

扉には赤く大きい文字が書いてありました。

 

本日の営業は終了しました

 

数千円の違反金

 

治まらない痛み

 

痛み以上に吹き上がる怒り

 

これらの感情を確定させた悲惨な文章

 

私は近くのドラックストアで頭痛薬を買って家路につきました。

 

これが私が体験したひと夏の体験です。みなさん、道路交通法違反はしちゃだめですよ。